胃腸風邪、あなたは聞いたことがありますか?
聞きなれない言葉だと思いますが、この季節になると増えてきます。
最近、急激な腹痛が何日か続いている‥
なんだか胃腸の調子が悪い‥
という方は胃腸風邪かもしれませんよ?
風邪と名前につきますが、普通の風邪の症状とは全く違います。
そういえば、私もつい数日前、何日間か激しい腹痛に襲われて、久しぶりに自分の身の危険を感じました。
今考えてみれば胃腸風邪だったのかと思います。
もっと早く気づいていればと後悔しています。
あなたも胃腸風邪の知識をつけて、もしもなってしまった時には適切な対処ができるようにしましょう!
胃腸風邪の原因
胃腸風邪という言葉はあまり馴染みがないので、どのようなものなのかピンとこない方も多いと思います。
まず、胃腸風邪には2つの原因があります。
1つ目が「ウイルス性」です。
ウイルス性の胃腸風邪とは、簡単に考えると普通の風邪のように空気中のウイルスによって感染する物です。
ロタウイルス、ノロウイルス、アデノウイルスが代表的で聞いたことのある方もいるかもしれません。
中でもノロウイルスはニュースに取り上げられたり、学校でも問題になったりと割と身近な存在ですよね。
2つ目が「細菌性」です。
細菌性の胃腸風邪とは、簡単に考えると食べ物によって感染する食中毒です。
サルモネラ、腸炎ビブリオ、カンピロバクター、病原性大腸菌などが代表的なものです。
肉、魚、卵、ヒトの手などから感染することでよく知られていますね。
これらの細菌の名前もニュースで耳にすることが多いですね。
このウイルス、細菌が体の中に入ることによって感染し、胃腸風邪と呼ばれる症状が出るのです。
胃腸風邪の主な症状
- 胃の痛み
- 下痢
- 腸の痛み
- 食欲がなくなる
私が先日胃腸風邪になった時もまさにこの症状が出て、4日間で3キロも痩せてしまいました。
本当に激しい腹痛と食欲がなくて、我ながらよく乗り切ったなと感心します。
胃腸風邪の感染の危険
では、そんな胃腸風邪にかかってしまった場合、家族や周りの人にうつってしまうのか心配ですよね?
家族全員で一緒に胃腸風邪になってしまったら、トイレが争奪戦になること間違いなしですものね。
まず、普通の風邪のように同じ空気を吸っていて感染することはないです。
咳やくしゃみからうつることはないので安心してください。
しかし、嘔吐物や排泄物から感染する危険性は大いにあります。
例えば、胃腸風邪に感染した人が家のトイレで嘔吐したとします。
それを他の人が掃除をして、嘔吐物に接触した場合は感染します。便などの排泄物も同様です。
更に、もしも掃除をしきれなくて嘔吐物や便がトイレに残っていたとします。
するとその嘔吐物や便に入っているウイルスが空気中に舞って、家族全員に空気感染する恐れがあります。
そうなると一気に感染してしまいますね。
ですから、感染者以外が掃除をする時にはマスクと手袋を装着し、菌を残さないように殺菌する必要がありますね。
漂白剤が菌に対して効果的なので、覚えておくと良いでしょう。
胃腸風邪はいつまで続くのか
胃腸風邪は激しい腹痛や吐き気に襲われるので、いつまでその状況が続くのか心配ですよね。
一般的には2〜5日ほどで症状が落ち着くと言われています。
私は先日、5日間で胃腸風邪の症状が収まりました。
急に症状がなくなったので、体の中のウイルスが外に出たのだなと実感して嬉しくなりました。
ここで注意点なのですが、胃腸風邪で腹痛が酷いからといって下痢止めを服用すると治るまでの期間が長くなります。
下痢になる理由は体の外に菌やウイルスを出そうとしている証拠なので、それを抑えてしまうといつまでも体の中に菌やウイルスをとどめておくことになります。
大事な会議や緊急の用事の際には仕方がありませんが、極力服用は避けるようにしましょう。
まとめ
胃腸風邪について、色々とお話をしましたが、いかがでしたか?
最近胃腸の痛みや下痢が続いている人は胃腸風邪かもしれませんね。
もし下痢止めを飲んでいるようでしたら一度やめてみてください。
胃腸風邪にかかると本当に辛いので、他の人にはうつさないように気をつけましょうね。
また、免疫力が下がっていると感染しやすくなるので、普段から体調管理には気をつけましょう。