爪水虫最近空気が乾燥する季節になり、肌の乾燥も気になります。

手先を使ったり、水仕事をする方はハンドクリームが手放せませんよね。

 

手のケアはよくすると思いますが、爪の方はどうでしょうか?

 

自分の爪を見てみてください。透き通った綺麗な爪ですか?

少し白く濁っていたり、ボロボロの爪の場合・・・

もしかしてそれ、爪水虫の初期症状かもしれませんよ?

 

爪水虫は他の人にうつってしまう厄介な感染症です。

家族などにうつしてしまう前に知識をつけて予防しましょう♪

 

今回はそんな爪水虫についてお話をしていきますね。

 

爪水虫とは

爪水虫とは、あまり聞き慣れない言葉ですよね。

 

白癬菌(はくせんきん)という水虫の原因菌が、

皮膚に長期間ついていると爪にまで侵入してきて

その中で活発に繁殖している状態です。

 

この菌が足にいれば普通の水虫です。

実は爪の病気の中で一番多いのが爪水虫で、日本では約1200万人もの人が爪水虫なのです!

 

普通の水虫も完治させるのは大変ですが、爪水虫はもっと治りにくく、手にも感染する危険性があるのです。

足は靴や靴下で隠せても、手にできた水虫を隠すのは難しいですよね。

 

どんな人がなりやすいかというと、足先や手先が暖かく湿っている人です。

白癬菌は温度15℃以上、湿度70%以上の場所を好み増殖します。

 

これからの季節は厚手の靴下やブーツを履く機会が多いですよね。

そんな時こそ白癬菌の増殖の危険性が大きいのです。

 

また、日本は比較的温度が高く湿度があるので、日本人は水虫になりやすいといえます。

 

そうして皮膚で増殖した水虫が爪に侵入して爪水虫になってしまうということです。

足にできた爪水虫は簡単に手にもうつってしまいますよ!

 

爪水虫は初期であれば市販の薬でも治すことが可能です。

悪化しないうちに気づくことが重要ですね!

 

爪水虫セルフチェック

爪はボロボロだけど、痒くないから爪水虫ではないかな?

と思ったそこのあなた!

 

爪水虫は痛みやかゆみがありませんよ。

爪水虫は自分が気付かないうちに進行している可能性が大いにあります。

 

あなたもこれからあげる項目に当てはまっていないかセルフチェックをしてみましょう!

 

爪水虫のセルフチェック7項目

  • 爪が白く濁った色をしている
  • 爪が厚くなってきた
  • 爪がボロボロと崩れやすい
  • 表面に縦線の溝ができている
  • 爪の形が変形している
  • 爪の周りが炎症している
  • 爪が欠けやすい

あなたは当てはまるものがいくつありましたか?

 

爪がボロボロになっているときはただ単に栄養が足りていない場合もあります。

栄養が足りていないのか、爪水虫なのか、見分けるポイントは痒みがあるかないかです。

 

痒みがない場合は爪水虫の可能性が高いですよ!

爪

爪水虫の治療

爪水虫になっているとわかったら、市販の塗り薬を塗るか、すぐに皮膚科へ行きましょう。

そのまま放っておくと爪の中で菌がどんどん繁殖して治療をするのが大変になります。

 

薬局では爪水虫の塗り薬を購入しましょう。

病院に行くと、内服薬、外服薬を症状に応じて出してもらえます。

 

爪水虫の治療は白癬菌を死滅させることはできますが、ボロボロになった爪を元通りにすることはできません。

ですから、綺麗な爪を取り戻すには、ボロボロになった爪の部分が生え変わるまで待たなければいけないのです。

 

全て生え変わるのにかかる期間は、親指で約6ヶ月、小指で約1年です。

爪水虫を悪化させてしまう長期間の戦いが待っていますね。

 

少しでも爪水虫かも?と思った方は塗り薬で対処しましょう。

 

爪水虫の予防法

爪水虫になると厄介なことがわかったところで、次は爪水虫の予防法についてお話をします。

 

爪水虫は湿っていて暖かい場所で繁殖するので、靴を履いて足が蒸れてしまった場合にはこまめに洗い、乾燥させましょう。

 

足で繁殖した菌が手についた場合、その菌が手で繁殖する危険性があります。

蒸れて場所を触った後は必ず手も洗うようにしましょう。

 

少しでも菌が残っていると、どんどん繁殖してしまうので1本ずつ丁寧に石鹸を使って洗いましょうね!

 

また、爪水虫は自分だけでなく他人にもうつります。

爪水虫になってしまったら、バスマットや、スリッパの共有はやめましょう。

 

部屋の床やカーペットからもうつるので、こまめに掃除をするようにするのも効果的ですよ!

 

まとめ

爪水虫の初期症状について、いかがでしたか?

セルフチェックをしてみて、あなたの足の爪は健康でしたか?

 

足の爪が手についたり、床についた菌が手についたりと感染経路はたくさんあります。

悪化させるほど他の場所に感染しやすくなるので、初期の段階で正しく対処することが重要ですね!